今夜バトームッシュで。


・・・・・・。


 
「今日のわたしの行動、怒っていないのか?」


こんなにもお前を傷つけて待たせた。



「俺がカミュを好きなんだ。だから・・・」


ミロは柔らかに微笑む。その様子にカミュは弾かれたように叫んだ。


「どうしてだミロッ!笑いかけなくてもいい!」

「カミュ・・・?」



それがかえってカミュをつらくさせる。いっそサガについていった事を責めてくれたら・・・。
サガの少し強引な仕草を思い返すと、余計に今のミロの寛大さが寂しさに変わる。
こんなにも、自分はお前と離れて過ごしたことを悔やんでいる。


「もっと・・・もっとわたしを捕えていいのだ・・・ぞ?」

「カミュ?」