かくし芸大会2

「わが師・・いえ教皇の命令では仕方ありません」

子羊はあきらめモードでつぶやきます。

「でもかくし芸なんて俺らには難しい事じゃないだろ、要は通常では出来ない事すりゃいいんだし」

獅子は相変らず楽観的です。

「そうそう。俺たちが普段してる事はかくし芸以上だろ」

蠍も同意します。

「これだから相変らずなお馬鹿ドモは困るな」

乙女も相変らずです。

「何だよ!どこが違うんだよ!」

「あ、シャカは目開けりゃイイんじゃねーの、普段は閉じてるんだし、まさにかくし芸じゃん(笑)」

リアとミロの答えにカミュが言います。

「私達の通常行為は世間にとっては特別だが、披露する相手はアノ教皇なんだぞ。別に技をくり出せと言ってる訳ではあるまい。」

何だかんだ言いつつカミュは教皇を把握しています。

「ま、ミロの特技なんてカミュを追いかける事くらいだし」

「アフロディーテ!!」

「そんなんでいいのか?」

2人の正反対なリアクションにアフロは楽しそうです。

「せいぜい考えておくんだな。しかし今回は夏休みの宿題より難しいかもしれないぞ」

「そんなぁ〜!!」

シュラの言葉にリアはヘコみます。

「まあ俺の特技を見て驚くなよ、フフフフ」

何故か蟹は余裕の表情で帰っていきました。


書いてる本人も呆れつつ続く・・・。